株式会社ステップワークのブログ

NEW 擁壁の補強

こんにちは。

【石積み・擁壁補強の専門家】ステップワークです。

今年は例年以上に残暑の厳しい日が続きますね 。

各地で観測史上最高気温を記録していて9月、10月も例年より暑い日が続くそうです。

弊社では、日々多くの大雨や土砂崩れによる災害対策として石垣や擁壁の補強及び復旧工事に取り組んでいます。

今回はお客様から危険な擁壁や石垣などについて、よくあるご質問についてご紹介させて頂きます。

 

ご質問①わが家の擁壁には水抜き排水パイプがないけど大丈夫❓

回答:水抜き排水パイプは現行基準の法律では直径75mmの水抜き排水パイプを3㎡に1個所以上に設置することが求められています。使用するのはVU塩ビパイプ。それだけ大きな直径穴でないと十分な排水に期待できないのと、擁壁裏側の空気も外部に排出する必要があるからです。また耐用年数が長く丈夫なのも理由として告げられます。

 

水抜き排水パイプの角度や土砂が流れないように排水裏にフィルターを取付けることも重要です。

 

ご質問②使用する材料はホームセンターなどで購入できますか❓

 

回答:擁壁補強に使用する配合材料は石積み・擁壁補強の専用の配合材料を使用します。擁壁に応じて使用する材料を選定していくことが補強工事には非常に重要です。例えば海砂など使用して塩害による鋼材の腐食の危険がある場合や圧縮強度が求められる場所では材料選定もそれぞれ違います。弊社の石積み・擁壁補強用の自社製品では圧縮強度が60Nを記録する高強度の補強材料まで揃えてあります。※一般のコンクリートで圧縮強度18N~24Nと言われています。

 

ただ、強度が強い材料だけ選定するのではなく擁壁の状態に応じて使用材料を選定するのが補強において大切です。

ご質問③擁壁の種類についてわかりません…対応可能でしょうか❓

回答:弊社は擁壁・大雨災害・地震対策の専門家として業務をおこなっております。石垣は当然ながらコンクリート擁壁、ブロック擁壁、ガンタ積み擁壁、大谷石擁壁の補強まで自社施工にて補強をおこなっております。擁壁の種類など、ご不明な点がございましたらご相談ください。

 

空積みの石垣:目地だけモルタルされているケース

 

コンクリートとブロックで増し積みされた擁壁

 

大きく膨らんだ間知ブロック擁壁

 

大谷石で造られたブロック擁壁

 

 

上からモルタルで隠されたガンタ積み擁壁

 

他にも沢山の種類の擁壁がありますが、現行基準に満たない擁壁がたくさんあるのが課題として挙げられます。

 

これからも災害に負けない土台作りに励んでいきたいと思います 。